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Mac を光らせろ! (ポータブル型 Mac が光る理由)

CategoryMacBook Air (Early 2008)
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どうも、Hannah です。

ボクが MacBook Air を手にして3週間が過ぎようとしています。あらためて、そのルックスのデキのよさに魅了されているところです。ボクが MacBook Air のルックスで一番好きなところはキラキラ光るところ。ズバリ、ポータブル型Mac の魅力は光るところであるとボクは断言します。

本エントリにおいては、ポータブル型 Mac の光りかたについて述べます。またアップルが使う緑と赤のイメージについて言及します。最後にMacが光る理由について触れます。

1. ポータブル型Macのスリープ・ランプ、バッテリーのインジケータ・ランプ

2006年、ボクが MacBook を買ってきて、それをスリープさせたとき、そのスリープ・ランプがゆらゆら明滅するのをみて感動したのをよく覚えています。Mac をスリープさせる。それはすなわちMacが寝ることを意味する。ということは、赤ちゃんが寝息を立てるがごとく、Macはスリープ・ランプを明滅する。夜、Mac を使い終わってスリープさせるたび、このランプを見つめ、なんとなく親しみを感じたものでした。「Mac も一生懸命働いたので、すやすや寝てるんだなぁ」と。

MacBook Air をスリープさせますと、MacBook 同様、この写真の部分が明滅し、すやすや寝ているのです。写真の通り、とても薄いところにランプが仕込んであります。

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(昨年発売と同時に MacBook Air を入手した「BittenMac Log」から画像を拝借します。^^;)

MacBook Air のバックライト・キーボードの美しいこと! 我が家には、奥さん用にアルミの MacBook がありますが、バックライトは光らないモデルです。しかし、ボクのこの MacBook Air はばっちり光ってくれます。その光り方がまるで映画のように美しいのです。このバックライトを眺めているうちに、ボクは映画「未知との遭遇」のワンシーンを想起しました。この写真だとちょっと伝わりづらいのですが、実物はキーが、その下からスポットライトを浴びているかのようにキラキラ光ってくれるのです。よくこんなものを作ったなと思わずにいられません。

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MacBook Air のカメラ・インジケータ・ランプは手が込んでいます。iSight カメラを立ち上げるとカメラ・インジケータ・ランプである緑の光が淡く点灯します。「BittenMac Log」でも述べられているけれど、よくぞこんな精巧なものをつくったものだと驚嘆します。さりげないところが逆にすごいのです。さりげないけど、手を抜いていない。
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Mac における光は、スリープ・ランプやカメラ・インジケータ・ランプだけでなく、バッテリー・レベル・インジケータ・ランプにも現れます。現行のユニボディな MacBook/MacBook Pro は側面にバッテリーのインジケータがあり、押せばバッテリーの残量に応じて光るのですが、これが非常によくできている。パワーが満タンのときは8つ光ります。逆に、ほとんどないときは1つしか光らない。そんなときは、まるで顔を食べられて「力が出ないよー」という弱々しいアンパンマンみたいな気がして、さっそくMacBook をパワーアダプタに繋いで充電してあげようという気になります。
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アップルは、たとえば FireWireのようなレガシーインターフェイス(もう、そう呼んでいいと思うけど)など、必要がなくなりつつあるものは、バサーっと切り捨てます。しかし、このバッテリー・レベル・インジケータ・ランプについては「絶対になくてはならない」とでもいうがごとく、さりげなく、しかし確固とした主張を込めて、美しく仕上げています。このランプのために光源が独立して8つ設置されているのだそうです。この入念さがたまらないのです。

下はボクの MacBook (Early 2006)。本体をひっくり返すとインジケーター・ランプが見えます。
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(iPhoneで撮ったので美しくなくスミマセン ^^;)

このボタンを押して、ピピピピピッってテンポよくインジケーターがあがっているのをみるのが楽しい。まるでSF映画やSFアニメみたいではないですか。そう、Mac を手に入れるってことは、SFの世界が手に入るのと同義なのです。


2. 映画「ウォーゲーム」にみる、コンピュータの赤のイメージ

先日、iTunes Store で "Movie of the Week"として、映画「ウォーゲーム」が割引で4.99ドルで販売されていました。懐かしさのあまり即購入。iPhone に入れて鑑賞しました。

映画「ウォーゲーム」は1983年の作品であり、マシュー・ブロデリックが出ています。とくに傑作というわけではありません。★★★ぐらいの佳作です。でも、ボクにとっては忘れることができない作品なのです。

ボクはこの映画を1985年頃、小学生の時分に土曜ゴールデン洋画劇場で観ました。この映画をつうじて、スーパーコンピュータ、超高性能な軍事用コンピュータのイメージをビジュアルで植え付けられました。

この映画のタイトルシーン。赤字で原題「WarGames」と出ています。この辺でスリラー感がすでに漂っています。
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この映画ではマシュー・ブロデリックが高校生ハッカーとして登場します。自宅のパソコンから学校のネットワークに侵入して成績を「不可」から「優」に変更したりします。この主人公は最終的に北アメリカ航空宇宙防衛司令部のシステムに、ゲームと間違えて偶然入り込んでしまい、ひと騒動あるというのがストーリーです。

この映画でボクが一番気に入っているシーンは主人公が音響カプラを使うところです。下の写真では、マシュー・ブロデリックが電話の受話器を音響カプラに繋いで通信しています。
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マシュー・ブロデリックは自宅の電話の受話器を音響カプラにつないで、ありとあらゆる回線に侵入を試みます。

この音響カプラ、とても懐かしいのです。1985年、ボクはNHK教育の「パソコン通信入門」というテレビを見ていたのですが、そこでは 300 bps (ボー) や 600 bps の音響カプラが取り上げられていました。出演者がさらにモデムを紹介し、誇らしげに「このモデムを使えば音響カプラの倍の 1200 bps の速度で高速通信ができる」と語っていたのをまざまざと思い出すことができます。その番組を見て、ボクは当時持っていた MSX に音響カプラを繋いで通信したいなと幼心に思ったものです。

下はマシュー・ブロデリックがハックに成功した瞬間。とてもうれしそうです。
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麗しのグリーンディスプレイ。懐かしい。最高ですね。
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もしグリーンディスプレイに興味があれば、Mac のエディタアプリ「WriteRoom」をおススメいたします。このアプリはイケます。
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ノスタルジー満載のコンピュータ画面です。
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これが人工知能コンピュータ「ウォーパー」(WOPR)です。これに軍事命令を任せます。すごい。
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このコンピュータが笑っちゃうほど光っているのです。ここまでするかというぐらい電飾で飾られています。映画の演出上、「とてつもないコンピュータ」を描くのにそれらの電飾が必要なのはわかりますが、現代の目からみると、また当時としても過剰な演出ではと思われるぐらいピカピカ光っているのです。
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こんなに光る必要ないよね。
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よく見ると、ディスプレイにロボットの顔のようなものが映っています。システムにある種の人格を与えられているかのようにコンピュータが描かれています。
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赤・赤・赤。(黄色)
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「ウォーパー」(WOPR)は、さきほどの主人公が触っていたような、操作可能な緑色の画面のあるコンピュータとの対比で、手に負えない暴走したコンピュータとして主に赤を用いて描かれています。この赤については、次の項目で詳しくみたいと思います。


3. アップルの赤と緑

映画の歴史を鑑みると、高性能コンピュータ=光というイメージは頻繁に現れています。映画自体、光を描く芸術であるということはあるけれど、映画においてはどの高性能コンピュータも光っている存在として描かれているといえると思います。

映画史上、おそらくもっとも有名なコンピュータである「2001年宇宙の旅」の『HAL 9000』のギョロッとした赤い目玉はあまりにも有名で、アップルのコマーシャル・フィルムでも取り上げられたほどです。
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映画「2001年宇宙の旅」はさまざまなテーマを取り上げているのですが、その一つは「殺人」であることは多くの人が肯首するところだと思います。この殺人者が『HAL 9000』であるわけですが、その制御不可能なシステム『HAL 9000』を描くのに用いた色が赤でした。もちろん血液の色である赤です。これはボクの勝手な推論ですが、「ウォーゲーム」は「2001年宇宙の旅」のこの『HAL 9000』のもつ赤のイメージを踏襲したにすぎないのだと考えています。

さて、アップル製品における「赤」の使われ方を若干考察したいと思います。アップルにおいては、赤は明確な意図をもって用いられています。

その一例はこれ。電源がなくなりそうなとき。
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それから X ボタン。
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iPhone においては、電話を切る色です。
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またiPod nano や iPod においては、操作不能のスイッチをいれると赤が見えます。

これらに共通するのは、クリティカル(危機の、重大な)な要素です。

ボクがなにかあると参考にする「Apple Human Interface Guidelines」をひもといてみると、つぎのような記述が見つかりました。
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(309ページ)

緑は "Standard (標準)"、黄色は"Warning (注意)"、赤は "Critical (危険)"というわけです。


4. Mac が光る理由

さてすでに見たように、映画においては高性能コンピュータ=光るというのは古典的な表現方法であり、陳腐といえるでしょう。いっぽうで、現在アップルが販売しているポータブル型Macには光る機能が備わっています。それはなぜでしょうか。理由は3つあると思います。

1つには利便性の理由があります。暗い会議室や飛行機などで操作するときに、キーボードバックライトがあると便利です。これはアップルが公式に述べている理由。

そしていま1つには、アップルは映画に出てくるようなコンピュータを作りたい欲求があるからではないかとボクは考えています。先に述べた、コンピュータを描いた映画にみる光のイメージを、アップルは逆利用して、Mac のインテリジェントさを光る機能を通じて表現してるのではないかと感じています。これはアップルの映画業界への深いコミットも関係していると思います。映画に出てきても見栄えするようなデザインという観点をもっているのではないでしょうか。

また、アップルはその製品に映画にまつわる用語を多数利用しています。ファイナルカットは当然としても、スポットライト、Apple LED シネマディスプレイ。Front Row は映写室の座席です。



さらに最後の理由は、アップルはコンピュータを光らせることで、「自意識」をコンピュータに与えたいからではないか、とボクは考えています。コンピュータはアルミとプラスチックとシリコンの固まりです。血の通った人間にとっては、そっけない存在です。そのコンピュータに光を与えることで、あたかも(低レベルではあるけれど)自意識を持った存在として描こうとしているのではないか。バッテリーがたくさんあるときはゲージがたくさん光って、元気があるように見える。眠るときは寝息をたてるようにスリープランプを明滅させる。(ここではボクは、天馬博士が鉄腕アトムに火を入れた瞬間、アトムの目がピカっと光ったシーンを思い出しています。)そういう人間っぽさが、多くのアップルファンを生み出している原因になってるような気がします。

以上の3つの理由、すなわち利便性がある点、また映画に出てくるようなデザイン性の点、最後に「自意識」を持たせたい点から、Mac を光らせているのではないかとボクは考えています。

***

最後の項「4. Mac が光る理由」については、もうすこし実証性を確保してやる必要がありそうです。また考えがまとまったらエントリします。

【追記】
たからまるさんが G4 Cube のスリープの動画をYouTubeに投稿してくださいました。
あー、デスクトップマシンもこうやって光るんですね-! みてると癒されるわぁー。
サンクスアロット!たからまるさん!!
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