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物書堂のエディタに期待する

CategoryMac アプリ
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どうも、Jack です。

2008年7月に App Store がローンチしてから、もうすぐ2年が経とうとしています。発売当初は500本のネイティブアプリケーションが揃えられていたのですが、App Storeはいまや15万本 (4月時点)ものアプリが並ぶ巨大マーケットとなりました。

ボクもアプリが好きで、ダウンロード(特に無料やセールのもの・・・ ^^;)して楽しんでいます。しかし、15万本ものアプリがリリースされているということは、当然玉石混淆だということです。キラリと光るアプリは、実はそんなに多くないのではないのかという印象です。そうですね、厳選してダウンロードした10アプリがあるとして、これは!と思うアプリは、1, 2ぐらいかな。

15万本ものソフトウェアがひしめくマーケットの中で、ボクが気になっているソフトウェアメーカーが2つあります。1つは、Hog Bay Software です。この会社は、エディタ「Write Room」とタスク管理「Task Paper」というアプリケーションをMac と iPhone 用に出しています。このソフトウェアについてはユーザによって好みが分かれるところでしょう。ボクは大好きです。このソフトウェアの作者 Jesse さんによれば、まず「Task Paper」の iPad 版を準備しているとのこと。そのあとで、「Write Room」の iPad 版を出すそうです。とても楽しみです。

もう1つボクが気になっているソフトウエアメーカーは、物書堂です。

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(これはボクの iPhone のスクリーンショットです)

物書堂の設立趣意は「Mac で文章を書く人々に対して、創造力を最大限に発揮できる道具を提供することを目的としています。」とのこと。iPhoneについていえば、App Store が開始したときから「ウィズダム英和・和英辞典」をリリースしました。これまでの電子辞書専用機とは違ったアプローチによる iPhone の英和辞書はユーザに驚きをもたらしました。その後アップデートを繰り返し、機能はブラッシュアップし続けました。そして先週、ついに iPad 版まで出てしまいました。しかも無料アップグレード。これは本当にうれしい。iPhone用の英語の辞書はほかにもアメリカンヘリテイジやロングマンなどありますが、浮気する気がおきません。コンテンツももちろん大事ですが、それと同じようにソフトウェアの操作性や見た目、デザインが重要です。

物書堂は、さらに日本語辞書の「大辞林」を iPhone 用にリリースしました。「大辞林」は、iPhone で動く最も優れたアプリケーションの一つだとボクは考えています。「ウィズダム」以上に「大辞林」は、辞書を引く楽しさ、ことばを探索することの面白さで、iPhone ユーザを魅了しました。ボクは 電子辞書 2.0 というものがあるならば、その筆頭が大辞林だと思います。この大辞林もアップデートを繰り返し、洗練されてきました。先日のアップデートでは手書き認識まで対応するようになりました。

物書堂の店主廣瀬さんは15日、次のように述べました

「大辞林と角川類語新辞典のどちらもiPadに最適化して無償アップデートします。どの製品もしっかりと対応したいと思いますので、お時間をいただきたいと思います。」


ウィズダムや大辞林、角川類語新辞典の iPad への対応が iPad の可能性を広げ、さらに表現力豊かな辞書の世界をユーザに提示してくれるものとなればすばらしいと考えます。

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さて物書堂は Mac 用にもアプリケーションを出しています。まず製品化されたのは日本語変換ソフト「かわせみ」です。そして現在開発中のエディタがあります。

下は、今年2月に開催されたAUGM 2010 大分で、物書堂の廣瀬さんがプレゼンを行った開発中の高速エディタの映像です。



この映像を見て、「早くこれがリリースされないかなあ」と思う Mac ユーザは大勢いらっしゃるのではないか、と思います。Mac において、日本語を縦書きで書こうとすると、選択肢はそれほど多くありません。たとえばフリーウェアの「iText」は有名です。また、Microsoft Word 2008 for Mac も縦書きがいけるそうです。(ボクは英語版のWord 2008を持っていますが、うまくできませんでした。2004では縦書きがOKなのを確認しました)。Adobe InDesign日本語版でも縦書きは OK ですが、普通のユーザには敷居が高いでしょう。

ボクは、物書堂のエディタは Mac よりもiPad がふさわしいのではないかと考えています。iPadの日本語変換の精度はまだまだ改善の余地があるそうですから、エディタ+かわせみを iPad 用に作り、App Store で販売すればヒットするのではないか、と勝手に夢想しています。1,024 x 768 のIPS液晶の画面で、縦書きの日本語を執筆する、なんてことができたらいいな~。そして大辞林や類語新辞典と連携してくれたらいい。エディタで文章を書いたら、Pages なり、メールに持っていけばいい。設立趣意にある「Mac」にこだわる必要は、この2年で薄れたと感じています。また、App Storeは決済手段が簡単なのも魅力ですね。

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Hog Bay Softwareも物書堂も、その生み出すアプリにはスタイルがあります。目に見える形での思想があります。それがアプリの細部に行き届いているから、ユーザにとっての使い心地のよさが全体に醸成されています。この2社がリリースするソフトウェアから目を離すことができません。



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