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Apple King (アップル・キング)

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アップルのイノベーションを支える基本原則とは

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どうも、Jack です。

日本経済新聞のサイトにあった、フォーブズの記事です。大変興味深かったので、ここに引用します。

カーマイン・ガロ「ジョブズ氏が言う「つまらないものは捨てろ」の意味 」2011/5/26 7:00


「スティーブ・ジョブズ氏と彼が共同創業者として設立したアップルが、どうやってこれほどの成功を収めたかを多少なりとも理解するのに役立ちそうなエピソードに遭遇した。提供者はナイキのマーク・パーカー最高経営責任者(CEO)である。パーカー氏はCEO就任直後にジョブズ氏と電話で話したという。
 「何かアドバイスはありますか」と尋ねたパーカー氏に、ジョブズ氏は「1つだけある」と答えた。「ナイキには世界最高の製品がいくつかある。だれもが絶対欲しいと思うような製品だ。その一方で、つまらない製品もたくさん作っている。つまらないモノは捨てて、優れた製品に集中するんだ」。そこでジョブズ氏はひと呼吸おき、パーカー氏は静かに笑った。だがジョブズ氏は笑わなかった。真剣そのものだった。「彼は完全に正しかった」とパーカー氏は振り返る。「ナイキには“編集”が必要だった」。

 ここでパーカー氏の言う“編集”とは、製品デザインに関するものではなく、事業の意思決定に関わるものだ。それは優れた製品デザインや効果的なコミュニケーションにもつながる。ジョブズ氏によると「“集中する”というのは、集中すべきものに『イエス』と言うことだと誰もが思っている。だが本当はまったく違う。それは、それ以外のたくさんの優れたアイデアに『ノー』と言うことだ。選択は慎重にしなければならない。私は、自分がやってきたことと同じぐらい、やらなかったことに誇りを持っている。イノベーションというのは、1000の可能性に『ノー』ということだ」



Appleに関心のあるひとは、ジョブズ氏のいう『ノー』の意味を理解しています。1997年、ジョブズ氏がAppleに戻ってきてまずやったことは、これまでの製品は「セクシーではない」といってばっさり切り捨て、Newton やOpenDoc などのプロジェクトを中止しました。そして翌年iMacを発売しました。このiMacにおいてはフロッピーディスクは搭載されませんでした。当時まだまだ使われていたフロッピーに「ノー」といったわけです。そしてその判断は100%正しかった。いまなお iMac は形を変えながら販売されています。進化激しいコンピュータ業界において、iMacほどのロングセラー商品をボクはわずかな例しか知りません。

またジョブズ氏復帰後、Mac のラインナップはきわめて簡単に分けられました。まずデスクトップ型か、ポータブル型か。そしてアマチュア向け/ホーム向けなのか、プロフェッショナル向けなのか。Macは、この4つの象限に絞り込まれています。最近は MacBook Airなど、やや例外的なモデルもありますが、しかしこのシンプルなカテゴライズをずっと忠実にやってきているとはいえると思います。これはすごいことです。

Apple WWDC '97 Steve JobsによるClosing Kynote


アップルファンはこのシンプルさを好み、なかには「いまの iPad はラインナップが多すぎる。もっと整理しないといけない」などという人もいます。じつはボクもそう思います。アップルらしく、もっとシンプルに絞り込んで、iPad のSKUを減らしてほしいと思うときがあります。

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アップルの作る製品には、「たんなるツールにすぎない。それが仕事や生活のために便利に役立ってくれればそれでいい。」などとあっさりと突き放す以上の魅力があると思います。

意識するしないに関わらずアップルユーザは、アップルのやっていることから貴重な教訓を受け取っている気がします。教訓の一つは、物ごとをシンプルにすることだとボクは思います。「がらくたはたくさんあってもがらくた。それならないほうがよほどまし。いらんもんはいらん。」そういう価値観に惹かれます。

物ごとをシンプルにするということは実は難しい。取捨選択を常に問われます。いま、いったい何が大事なのか。かつては大事であったが、いま大事ではないものはなんなのか。常に神経を尖らせる必要があると思います。

さいきん「断捨離」ということばをよく耳にします。ボク自身は「断捨離」について深く知っている訳ではないのですが、その意図するところはなんとなくわかるような気がします。中途半端なモノに囲まれていても、心が豊かになるとは思えません。むしろお気に入りのものひとつを大事にして、深くつきあうほうが心が楽になりそうな気がします。そして不要なものはゴミ箱へ。

仕事でも同じことがいえると思います。不要不急の仕事などやめて、本当に大事なことに、がっぷり四つに取り組む。上司や同僚相手だと、なかなか「ノー」というのは難しいんだけどね ^^; 「なんだあいつ。ノーばっかりいいやがって。食えねえ野郎だ」そんなふうに陰口をいわれるでしょう。でも大事なことだと思っています。



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