ドキュメンタリー映画「Objectified」はアップルファンにオススメ

ドキュメンタリー映画「Objectified」アップルファンにオススメです。

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ゲイリー・ハストウィット監督によるこの映画は2009年春に米国で公開されたのですが、残念なことに日本では公開されることがありませんでした。

この映画は2009年10月にDVD化されたので、さっそくAmazonで発注しました。

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まずはこの映画についてご紹介したいと思います。以下はオフィシャルのサイトからの抄訳です。

この映画について

映画「Objectified」は、私たちと、工業製品、ひいてはそれをデザインした人たちとの複雑なむすびつきに関する長編ドキュメンタリーです。歯ブラシからハイテク機器にいたるすべてのものの背後にある、仕事場で発揮される創造性について、この映画は注目しています。この映画は、製造物で形づくられる私たちの環境を日常的に再検討し、再評価し、再発明するデザイナーに関するものです。この映画は個人的な表現、アイデンティティ、大量消費、持続可能性に関するものです。

この映画は、ドキュメンタリー様式のフィルム映像と掘り下げられた会話を通して、世界でもっとも影響力のある何人かのプロダクトデザイナーたちによる創造的な一連の行為を実証し、またデザイナーたちがつくるモノが私たちの生活にどのような影響を及ぼすのか考察します。私たちを取り巻くもの(object)から、現在の私たち自身、そして「こうありたい」と思う私たち自身について何を学べるのでしょうか。




さて、この1時間15分の長編ドキュメンタリー映画「Objectified」はアップルファンにオススメです!

なぜか? この映画において、ジョニー・アイブがアップルのプロダクトや自身のデザインに関する哲学を述べているからです。

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アップルが自分自身について深く語る機会は多くありません。この映画は、アップル自身による貴重な証言となっており、大きな示唆を得ることができました。

下はアップルのデザインの事務所と思われます。ここで製品のプロトタイプなどを作っているのでしょう。

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ジョニー・アイブ「これは iMac 用のベゼルだ。ディスプレイのために中央からアルミニウムを切り取ると、」

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ジョニー・アイブ「その素材を取っておいて、あとからキーボードのフレームを2つ作ることができる。」

へ~、そんなの知らなかったよ。

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ジョニー「むちゃくちゃ強迫観念的だろ?」

この人の笑顔が見れるのも、この映画の魅力の一つです。

さらには、世界的に有名なデザイナーが登場します。以下は抜粋です。クリス・バングル。
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カリム・ラシッド。
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デビッド・ケリー。
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深澤 直人(このひとは Infobarで有名ですね。)
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ほかにもマーク・ニューソンとかでてくるのですが、詳細は割愛します。

***

この映画には批判が加えられています。曰く、インタビューの選択がよくなく、つながりがなく、ストーリーが欠落しているため、全体として失望させられた、と。

ボク自身、確かにその点を感じました。多くのデザイナーの意見を聞くことができたが、全体としてこのドキュメンタリー映画がいいたいことはなんだったのか、その結論部分が欠けているのは事実だろうと思います。

しかし、それでもボクがこの映画を好ましいと思うのは、この映画が私たちの身の回りにあるモノに込められたデザイナーのメッセージを明らかにしてくれるという、素朴な謎解きをある程度提示しているところです。

この映画を見て、身の回りにある工業製品について「なぜこのような形をしているのか?」という問いかけをするようになりました。「優れた多くのデザイナーの意見を聞いて、あなたはどう思う?」とこの映画は観覧者に問うているのだと思います。

アップル製品の優れた利点の多くは、そのデザインにあるといって間違いありません。その背後にあるデザイン思想について、ジョニー・アイブのことばから学ぶことが出来、またほかの有名デザイナーのインタビューからそれぞれの考えを聞くことができてとても感激しました。

ドキュメンタリー映画「Objectified」の予告編


アップルに関心のある人にはこのビデオをぜひご覧いただき、アップルの中枢にいる人の考えをよく知っていただきたいと思います。

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