アップルのビジネス向けiPadは、過小評価されている。
2010年2月10日
ジェイソン・シュワルツ
(要旨)
iPadのもっとも重要な要素を、メディアやアナリスト、市場、そしてアップル自身さえ見逃している。iPadはニッチな電子書籍リーダやゲームデバイスというエンタテイメント目的のものであるという想定は、改められるべきだ。
iPadの要素を変化させている真の策略は、iPadは片手で持てるようにデザインされた、これまでで最初のコンピュータであるということだ。これがためにiPadは、モバイルコンピューティングを効率的に活用するという新しい時代の到来を告げ、ビジネスの現場をとりこにするであろう。iPadは必要不可欠なビジネス向けデバイスだ。
ノートやクリップボードを頼りにしていた人(たとえば医師、先生、スポーツのコーチ、不動産屋さん、セールスマンほか、たくさんの職の人)はiPadを採用するだろう。
製造業、軍隊、販売業、教育の場にいる多くのひとびとは、仕事中にデータにアクセスする必要があるので、iPadがなくてはならないと感じるであろう。最小限のタイプをするだけで仕事をこなせるような、ビジネスに特化したアプリが開発されるであろう。
これらの理由から、iPadはこれまでにないようなやり方でビジネスの効率を向上させるだろう。またiPadはアップルのフラグシップ(主力)製品となるだろう。
iPhoneやApp Storeは可能性の窓を広げたが、ビジネスの現場でちゃんと使うには小さすぎる。iPad上でのアプリは、iPhone上でのそれよりももっと重要な価値を持つだろう。最初の年で1,000万台売れるだろうか?答えはイエスだ。
Author: Soh
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