6月6日、Apple は無料クラウドサービス「iCloud」を発表しました。今後のAppleにとって核となる存在が iCloud です。iCloudはさまざまなサービスを提供します。本エントリでは、そのひとつである iTunes in the Cloudについて取り上げます。(なお本機能は現時点では日本のユーザには提供されておりません。アップルによれば「米国から順次提供開始」とのことです。)
iTunes in the Cloudを利用すれば、「過去にiTunesを通じて購入した音楽をユーザのiOSデバイスすべてに追加費用なしでダウンロードできるほか、新たに購入する音楽についてもユーザのデバイスすべてに自動的にダウンロードできるようになります。」とのこと。
かつては iTunes Store で購入した楽曲は再ダウンロードすることができませんでした(再ダウンロード時には、費用がかかっていた。)。App Storeは追加費用なしで再ダウンロードすることが可能なので、「いつか音楽も再ダウンロードできるようになってほしい」と思っていたところ、今回のiTunes in the Cloudの機能の一部となりました。
正式なローンチはまだですが、iTunes in the Cloud無料ベータバージョンが本日より利用可能です。(iOS 4.3が稼働するiPhone、iPad、iPod touchをお使いのユーザに提供)そこで手持ちの iPad 2 でさっそく試してみました。
iPad の購入済みのアイコンを押すと、過去に購入したものがずらっと出てきました。
懐かしいiPodのCM曲「Around the Bend」を早速ダウンロードしてみたいと思います。ぽちっ! (このとき、都営地下鉄の UQ Wi-Fi を利用しました。UQ Wi-Fiはすごく早いです。)
あっという間にダウンロード完了。追加費用はありません。地下鉄が駅に止まっている間に1曲ゲットです。 「Around the Bend」は名曲ですね!
iTunes in the Cloudを利用すると過去に購入した曲をすべて閲覧し、追加料金なしで再ダウンロードすることができます。もしかしたらせっかく購入したのだけど、いちどしか聴いてないや・・・、なんて曲もあるかもしれません。そんなときは、iPad や iPhone でさくっと再ダウンロードして、もういちど聴き返してみる、という楽しみ方もあると思います。かつて聴いたものが、時を隔てることで違って聴こえたりすることもあるでしょうね。^^